6月25日に行われた日本代表対スコットランドのテストマッチ(国対国の代表戦をラグビーではテストマッチと呼びます)、観た方はいらっしゃいますでしょうか?惜しかったですね〜。
わたしの感想としては、よくぞここまでやれたなぁ〜、底上げは少しずつされている、です。
さて、日本代表は昨年のワールドカップ以降、ゲームはまったくなく、6月になってメンバーが決まりました(アジアチャンピオンシップを除く)。かつ、日本代表ベッドコーチのジェイミージョセフは着任していない状況でした。一方のスコットランドはワールドカップ以降、今年の2月〜3月の6か国対抗において、テストマッチを5ゲームこなしており、仕上がりの差は明白でした。この状況の中で、あれだけ戦ったわけです。わたし個人的にはヘッドコーチがいない状況で、そもそも先にスコットランド戦のマッチメイクがされたこと自体、信じられませんでしたが、プレーヤーと代表代行ヘッドコーチを任せられたマークハメットがよく頑張った、ということだと思います。今年からスーパーラグビーに参戦した成果かなと思います。何はともあれよかったです。
さて、昨日のレフリーに批判が集まっているようですが(日本に不利な判定が目立ち)、わたしはそれは当たらないと思います。どのレフリーが日本代表のゲームの笛を吹くのかを決めるところから勝負は始まっているわけで、そこの勝負に負けたということではないかと思います。さらに、ゲーム中にペナルティを取られて不満顔をしても判定は覆らないので、きちんとコミュニケーションをとって、笑顔でリスペクトを示せばレフリーの判定も次第に変わったかもしれません(堀江キャプテンはコミュニケーションをとっていてその点をよく頑張っていたと思います)。個々のレフリングを批判するよりは、次のテストマッチに向けて、やるべきことを考えるべきだろうと思います。
秋には日本がウェールズに遠征します。6か国対抗のうちの2つの国と戦うことができるなんて信じられないことです。
プレーヤーは頑張っています。あとは、日本協会、日本人コーチ、日本人レフリーが世界に出て、世界のラグビー界を知り、それを日本に持ち帰ることだと思います。わたしもそれに寄与できるように頑張りたいです。
最後に、昨日は天皇皇后両陛下がスタジアムまでお越しでした。天覧試合、ラグビーのステータスが上がったようで嬉しかったです!